メーリングリスト[Mailman]の全体的な性格付けが終了したら、会員登録の準備を行ないます。
例えば「登録後に会員が操作可能な範囲」や、「退会時の手続方法」などを、入会前に決めておくと会員は「あらかじめ決められたルールが適用された設定状態」で登録されるので非常に効率的です。
1. 入会規則を設定する
メーリングリスト[Mailman]の管理画面を開き、「プライバシーオプション」のリンクをクリックします。
会員の閲覧可能な情報範囲を制限するため、さらに「入会規則」のリンクをクリックします。
画面下方に表示される「プライバシーオプション」の各項目を入力します。
会員が「会員オプションページ」から「他のリストへの入会状況」を参照した場合、他のメーリングリストへの入会を勧めるかどうかの項目です。
いいえ | 他のメーリングリストへの招待は行ないません。 |
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はい | 他のメーリングリストへの招待を行ないます。 |
会員をリストに登録する際、必要となる手続を決める項目です。
「リスト管理者が一方的に会員登録を行う」のか、「会員自身が登録を希望する」のか、メーリングリストの正確に応じて、適切な入会手続方法を決めておく必要があります。
確認 | 会員側が入会に同意する手続方法です。 この手続方法では、[Mailman]から「入会申請番号」のついたメールが自動配信されます。この「入会申請番号」を付記したメールを返信することで「確認(同意)」が成立します。 |
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承認 | 管理者側で入会を認める手続方法です。 この手続方法では、登録に際して会員側は[Mailman]上の一切の操作を行なう必要はありません。管理者が一方的に会員をリストに登録することができます。 |
確認+承認 | 上記の両方が揃わないと入会が確定しない手続方法です。 |
メーリングリストから退会する際、退会を決めた会員の意思とは別に「管理者の承認」が必要かどうかを決める項目です。
いいえ | 管理者の承認がなくても退会が可能です。 |
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はい | 管理者の承認がないと退会扱いにならず、会員にはメールが配信され続けます。 |
特定のアドレスをメーリングリストへ登録したくない場合に利用するブラックリストです。
対象のメールアドレスを入力することで、リストへの登録を拒否することができます。
- この機能を利用する場合には、対象としたいメールアドレスを改行区切りで入力します。
メーリングリスト[Mailman]の「総合案内ページ」から、会員名簿の閲覧を可能にするかどうかを決める項目です。セキュリティの保護上、非常に重要な項目です。
誰でも | あるリストの会員でさえすれば、他のリストの会員情報も見れる設定です。 「誰でも」は全く無関係のインターネット閲覧者を指す言葉ではありません。「総合案内ページ」にはログイン認証がありますので、その情報を知る人間(他リストの会員)を意味します。 |
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リスト会員 | 自分の所属するリスト内のみ、会員情報を見ることができる設定です。 会員であれば自由に他の会員の登録状況を見れます。ただし他のリストの情報は見れません。 |
リスト管理者のみ | 管理者以外には、リストに誰が登録されているか見れない設定です。 リストの登録状況は管理者しか見れません。 |
配信されるメールの本文やリンクにメールアドレスが掲載される場合、直接アドレスを表示せず、表示名に変換するかどうかを決める項目です。
メールアドレスを自動的に取得していくSPAMプログラムへの対策として有効です。
いいえ | 本文中やリンクには、メールアドレスがそのまま表示されます。 |
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はい | 本文中やリンクで掲載されるメールアドレスは、表示名に変換されます。 |
- ただし、リンクプロパティを確認することでメールアドレスは確認可能です。完全な匿名機能ではないので注意して下さい。
2. 入会規則を適用する
ここまでの項目の入力が終了したら、最後に「変更を送信する」ボタンをクリックします。
以上でメーリングリスト[Mailman]への会員の登録準備は終了となります。