メールアドレスを決める
メールアドレスは、メールボックスにアクセスする際のログイン名としても使用します。以下を参考に、メールアドレスの@(アットマーク)より左側の文字列を決めてください。なお、メールアドレスの@(アットマーク)より右側は、あらかじめ決めたドメインになります。
使用できる文字 | 半角数字、半角英字、「-」(ハイフン)、「.」(ドット)、「_」(アンダーバー)。 |
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文字数 | 3文字~30文字。 |
使用できないメールアドレスの例1 | 末尾(@の前)が「.」(ドット)になる。 例:User1. |
使用できないメールアドレスの例2 | 「.」(ドット)が連続する。 例:User..1 |
使用できないメールアドレスの例3 | 「-」(ハイフン)、「.」(ドット)、「_」(アンダーバー)以外の記号を含む。 例:User#1 |
メールアドレスをサーバーに登録する
以下の操作でメールアドレスをサーバーに登録します。
1.左メニューから[ドメイン]をクリックします。
2.希望するドメイン名をクリックします。
3.「メール設定」をクリックします。
更に、「メールアドレス」タブをクリックします。
4.[メールアドレスを作成]をクリックします。
5.メールアドレスの情報を入力します。
①メールアドレス | 新しく登録するメールアドレスを入力します。 |
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②顧客パネルへのアクセス | このメールアドレスのユーザがコントロールパネルにアクセスできるようにする場合は、チェックします。 |
③パスワード | メールアドレスのパスワードを入力します。 |
④パスワード確認 | 確認のため、「パスワード」に入力したパスワードをもう1度入力します。 |
⑤メールボックス | メールボックスの容量を、デフォルトサイズにするか別サイズにするかを選択します。 通常時はメールボックスを無効にすることはありませんので、チェックは外さないでください。 |
※良質のパスワードを作るには、[生成]ボタンをクリックします。パスワードが自動的に生成され、[パスワード]と[パスワード確認]の欄に入力されます。生成されたパスワードの文字列は、[表示]ボタンをクリックすると表示されますので、忘れないでください。
6.[OK]ボタンをクリックします。
これで、メールアドレスの登録が完了しました。
設定方法については、お使いのメールソフトウェアのヘルプやマニュアルをご覧ください。
SPFレコードを設定する
初期の状態のTXTレコードでは、ウェブサイトからメール送信をする際になりすましメールと判断される可能性があるため、以下の設定を行います。
1.「ホーム」画面のマイ・ウェブスペースから、ご希望のドメインをクリックします。
2.[DNS設定]をクリックします。
3.対象の「TXTレコード」をクリックします。
4.「TXTレコード」の文字列を「IN TXTv=spf1 +a +mx -all」から「IN TXTv=spf1 +a +mx ~all」(ハイフン「-」をチルダ「~」に変更)に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
これで、SPFレコードの設定が完了しました。
VPS(仮想専用)サーバーでのサブミッションポート(587)を有効にする
仮想専用サーバーでは、メール送信に利用するサブミッションポート「587」は、初期設定時には無効になっています。次の手順で、このポートを有効にします。
1.左メニューから[ツールと設定]をクリックします。
2.「メール」の[メールサーバ設定]をクリックします。
3.「すべてのIPアドレスに対してポート587でSMTPサービスを有効化する」チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
これで、サブミッション ポートが有効化されました。
ご注意ください
上記手順に従い有効設定を行ってください。
2.仮想専用サーバープランの場合、メールソフト(例:Outlook)の送信設定おいて、SSLを有効にする必要があります。
メールをご利用になる際には、メールソフトの設定ページにある「SSLを使用する」といった項目を有効にして頂きますようお願い致します。
※例:WindowsLiveメールの場合下記項目にチェックをして頂くことが必要です。
「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」
Postfixではセキュリティーの確保の為、サブミッションポート(587番)を使用した送信ではTLSを使用した通信(STARTTLS)が必須に設定されております。
1.STARTTLSの設定自体がない場合の設定について
メールソフト側で暗号化を使用する設定を有効にする必要がありますが一部メールソフトではSTARTTLSの設定自体がない場合がございます。
※メール送信時のエラー例:530 5.7.0 Must issue a STARTTLS command first
この場合はPostfixの設定ファイル「master.cf」にて「submission」に対する設定行の記述を一部変更し、セキュリティーレベルを下げる必要がございます。
設定ファイル:/etc/postfix/master.cf
変更内容:「submission」サービスに対する設定で記述されている、「smtpd_tls_security_level」
パラメータの値を「encrypt」から「may」に変更
■変更例
# -o smtpd_tls_security_level=encrypt
↓
# -o smtpd_tls_security_level=may
2.変更後、設定の再読込の為にPostfixをリロードしてください。
■コマンド実行例
# postfix reload
・「#」はシェルのプロンプトです。実際には入力する必要はございません。
・コマンド操作、設定ファイルの変更はサポート対象外となりますので、お客さまにて十分ご確認の上、変更作業を実施してください。
・VPSコンテナ全体の再起動でも同様に読み込ませる事が出来ます。